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空手家の世界一周ブログ

そこにあるのは実物大の世界地図。さぁ、冒険に出かけよう!

   
カテゴリー「in中国」の記事一覧

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シルクロードのオアシス、カシュガルを散策



ここ、カシュガルの街では漢族がほとんどいません。
中国でありながら、ウイグル族が独自の生活を送っています。
ウイグル族は鼻筋が通っていて、目がパッチリ。マジで美形揃い!

イスラム色の強いのんびりとした街並み。
人々も、どこか人懐っこくてかわいいです!


こっちのおじいちゃんズもかわいい!


卓球?をする子どもたち
この卓球台がなんともいえない!!


宿泊先に選んだのは老城青年旅舎。
古き良き街並みが残る“Old City”にあるユースホステルです。中庭があり、とても居心地がいいです!
一泊45元(=900円)







さて、さっそく街をブラブラしてみましょう!
東南アジアと違って、しつこく声をかけてくる物売りがいません。みんな自分のペースで、ゆっくりとした時間を生きているように感じます。なんとなく下町っぽい雰囲気でとっても素敵!








この街で有名なマーケットにもやってきました。規模がえげつない!見て回るだけで1時間はかかります。
色とりどりの絨毯やスカーフ、毛皮などが綺麗!





歩いていると、こんなゴチャゴチャした集合住宅を発見!
まるでラビリンス!あー、この雰囲気たまらない!!



おっ!?もしかしてこっから入れる?


地元のウイグル族の生活区へ侵入してみましょう!






いやー、この街は感動の連続です!!
ただブラブラ歩いてるだけなのにこんなに楽しいなんて!
なんて素敵なところだろう!


次にウイグル料理を紹介します。
まずは、おそらくソウルフードと思われる拉麺(ラグマン)
手打ち麺に、刻んだ野菜や肉を炒めて作ったと思われるスープ(具?)がかかっています。
8〜10元(約200円)で食べられ、とっても美味しい!


次にラグマンの豪華版、たっぷりの焼き肉ぶっかけた麺料理!
18元(約360円)と、少しお高いですが、これがスーパー美味しい!
肉はおそらく羊です。
町のいたるところで解体された羊が吊るされていました。



このメニューに書かれた混沌という料理...。
気になったけど、怖くて注文できませんでした。


おっちゃんが謎の料理を作っています。


気になったので食べてみる。
見た目はアヒージョっぽいけど、カレールウを投入する前の野菜スープみたいな優しい味でした。
羊の肉はトロトロです!
パンをスープに浸していただきました。


お次はカシュガルのかき氷!
氷のブロックをノミでガリガリ削り、甘いシロップをかけます。
氷を混ぜるパフォーマンスが面白い!




「おーー!」とか「すげーー!」とか言いまくってたら、調子に乗り出すお兄さん。3割ほどこぼしたところで完成しました。
甘酸っぱくて美味しいです!



ここはしばらく滞在したいと思わせるほど、居心地のいい街です。
人々も食べ物も雰囲気も、どれも素敵すぎ!
地獄の列車移動(成都から75時間くらいかかってる)を耐えた甲斐があった!笑
飛行機使えばあっと言う間なので、もしこの記事を見てくれている人がいたら旅行の選択肢に入れてみてください。特に何もないところです。だけど、現地の生活を見て、少しだけそれに触れてみる。お金なんかかけなくても、それだけでとても素敵な体験になります。保証します!!






しかし、ウイグル自治区は大きな問題を抱えていることも忘れてはいけません。

トルコ系のウイグル族は、中国の人口の9割を占める漢民族と、顔つきや言葉、文化に宗教と、様々な違いがあります。
古くからウイグル自治区がある地域は、“トルコ人の土地”という意味のトルキスタンと呼ばれていました。
しかし、内戦に勝利した中国共産党が侵攻し、東トルキスタンは中国に統合されます。
ウイグル自治区には、漢民族がどんどん入り込み、ウイグル独自の文化が壊れつつあります。
特に、宗教や言語に対する制限。自分たちのアイデンティティが国に奪われていく、それはとても辛いことでしょう。
民族間の対立が激化し、死傷者も多く出ており治安の悪化に繋がっています。
実は、成都からウルムチへの列車の中で仲良くなった中国人に「カシュガルに行く」と話したところ、急に顔色が変わって「殺される。止めろ」と言い出したのです。
しかし実際に着いてみると、人情味溢れるとても素敵なところでした。

今やインターネットでいくらでも情報が手に入る時代です。
しかしそれらは、必ず“誰かの主観”が混ざっています。
自分の目で見ることが、【自分にとっての真実】を知る唯一の方法だと思います。だから俺は、自分の足でどこにも載ってない本当の世界を見て回りたいのです。

現地の人からしたら旅人なんてものは、なんの責任もなく自分たちの生活に土足で踏み入るただの迷惑な通りすがりかもしれません。
旅人にも守るべきマナーがありますね。
なるべく気をつけながら、まだまだ先の長い旅を続けていきます!

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いつも読んでくれるみなさん、ありがとうございます。これからも頑張りまっせ!




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ウルムチからカシュガルへ、中国最後の大移動!

世界で最も内陸にある都市ウルムチから、中国西端の都市カシュガルまで、またまた鉄道を使い移動します。

今回の移動は24時間。寝台チケットは取れなかったけど、長距離移動に慣れてきた俺は完全に油断していた。
まさか今までで最も過酷な旅路になるとは、誰が予想できただろう。

何が辛いかって、お尻の痛みはもちろんそうだが、なにより「暑さ」と「乾燥」である。

とにかく暑い!温度計は40度を指している。そしてカラッカラに乾燥した空気!
車窓から景色を望むと、ほぼ砂漠状態の大地が広がっているではないか。


喉の渇きが尋常じゃない!
出発前に買った1リットルの水を、一瞬で飲みきってしまった。
車内販売や、途中で立ち寄った駅のホームで飲み物を物色するのだが、軒並み“生温かい”
中国は冷蔵技術が壊滅的なのか、飲み物が常温で放置してある。
全ての飲み物が40℃近くに温められているのだ。
俺は未だかつてコーラをこんなに不味いと感じたことはない...。
飲んでも飲んでも喉が渇く...。これは辛い。

人がぎゅうぎゅうに詰まったサウナ状態の車内で、冷たい飲み物は手に入らない。
夜が深まるにつれ周りの人民どもはテンションが上がっていき、ギャーギャー騒ぎ出す。
動物園状態のやかましい車内で、ひたすらケツの痛みと喉の乾きに苦しめられながら俺は24時間を耐え忍んだ。

↑やたら絡んでくる無邪気な子ども

そしてこのブログを投稿するのは、カシュガルの街を少しブラついた後だ。
いやーーー、本当に来てよかった!
中国だけど中国じゃない。ウイグル族の生活がここにはある。
シルクロードのオアシス、カシュガルの街並みについてはまた次のブログで!

とにかく今日は疲れたーー(>_<)


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50時間!?シルクロードを越えて、目指すは中央アジア!

当初、チベットから南へ下り、ネパールの国境を越えるつもりだった。
しかし、地震の影響でチベットのラサからネパールへの道が閉じているらしい。

予定を変更して、中国の最西から中央アジアへ抜けることにする。まさにシルクロード横断だ。
目指すは中央アジアで唯一ビザが必要ない国、キルギス!

カシュガルという町からキルギス行きの国際バスが出ているという情報を手に入れた。
そしてカシュガルへはウルムチから列車で24時間。
とにかくキルギスへ抜けるにはウルムチへ向かわなければならない。
四川省の成都から、ウイグル自治区の烏魯木斉(ウルムチ)まで、長い長い移動が始まった。
.....実に列車で50時間!

入手が困難だといわれる成都からウルムチまでの寝台チケットをなんとかGET。
50時間という気が遠くなりそうな距離だが、【かの有名なシルクロードを通る】という謎の高揚でテンションは上がっている。

“ああ、自分は旅をしてるんだ”

この時、俺は改めてその事実を感じていた。




中国の列車の中ではお湯が自由に使える。

◆中国人は器がでかい!?

みなさんは中国人に対してどのような印象を持っているだろうか。
中国に来て思ったのが、中国人はとても優しくて社交的だということだ。
桂林から成都へ向かう列車の中では、おばちゃんから色々フルーツをもらった。
成都から九寨溝へ行くバスの中ではパンをもらい、さらにバスガイドの説明を英語で通訳してくれる人まで現れた。
成都の町では、地元の女の子が食べ歩きに付き合ってくれた。しかも全部奢りだ。俺がお金を出そうとすると【受け取れない】というジェスチャーをするのだ。中国人にはおもてなしの文化があるのだろうか。

そして今回、成都からウルムチへ向かう列車の中でも、謎の家族からおもてなしを受けることになる。
まず、ベッドで寝ている俺のもとへパンやら飲み物やらが次々と届けられた。
次に、一緒に食事しようと誘われ、食堂車へ連行されてディナーをご馳走になった。
その後も、2日目のランチやらビールやらお菓子やら色々なものを恵んでもらった。
さらには、「ウルムチへ着いたら家においでよ」とまで言い出した。


中国に来て、一番豪華な食事がまさか列車の中....。

うーん、中国人恐るべし!
ただ列車に乗ってベッドでゴロゴロしていただけなのに、いつのまにか中国家族の一員みたいになっていた。
その優しさが少し怖いぞ!笑笑

東南アジアではお人好しの日本人をカモにした詐欺が流行っているみたいで、今回の旅の途中でも、詐欺の被害にあいかけた二人の日本人に出会った。
しかし、おそらく中国人の優しさには裏がない。彼らは心から俺に優しくしてくれるのだ。

息をのむような絶景に出会ったり、異国情緒の中で異文化に触れ合ったりするのが旅の目的ではあるけれど、「どの国がよかった?」と聞かれると、頭に浮かぶのは【人々が優しかった国】だ。

一人で心細い旅をしていると、人の優しさというのはどんな絶景よりも俺の心を潤してくれる。
そういう意味では、中国はとてもいい国だ!

中国の旅も終わりに近づいている。
中央アジアのキルギスへ抜けた後は、いよいよ待望のインドへ向かう。
さてさて、今後はどんな人々との出会いが待っているのだろうか。

きっと世界中の誰とでも手を取り合って友達になれると俺は信じている!


◆おまけ
中国の車窓から









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黄龍、そしてチベット集落

◆黄龍風景区


九寨溝に来たのなら、もちろんここへも行かねば!

九寨溝からバスで片道3時間、やってきたのは黄龍!

九寨溝と同時に世界遺産に認定された景勝地です。

あいにくの雨だけど、元気に行きます!

行きはロープウェイに乗って山の中腹辺りまで行き、そっからひたすら歩きます!

道の途中、酸素バーなる休憩場所がいくつもありました。
酸欠と寒さと雨のトリプルパンチ。体力がどんどん奪われていきますが、休憩なんかせずにとにかく歩きます。





そしてついに!!!




おおおーーー!!




うつくしーー!!




疲れも吹っ飛びますね!
いやー、大自然は偉大なり!



◆チベット集落

さてさて、九寨溝周辺には多くのチベット族が住んでいます。
チベットの集落に特徴的な5色の旗は、タルチョというらしい。
配色は青・白・赤・緑・黄の順に決まっており、それぞれが天・風・火・水・地を意味します。
そしてそれには仏法が風に乗って拡がるようにと、願いが込められているそうです。






次は列車に乗ってウルムチへ!
ウルムチからカシュガル、そして中央アジアで唯一ビザが必要ないキルギスに抜けようと思います。
ウルムチまでの所要時間がなんと50時間とかだそうで...。
なんとか寝台チケットが取れたので、のんびり行きますか!


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【九寨溝】その姿はあまりにも美しすぎた!

九寨溝。
原生林が生い茂った50キロほどの渓谷に、大小100以上の湖沼、瀑布が点在する中国屈指の景勝地。
成都からバスで約9時間。山間の道をクラクション鳴らしながら飛ばしまくり、ついに!ついにやってきました!!

渓谷(溝)にチベット族の村(寨)が9つある、ということから名付けられた九寨溝。道中のバスの車窓からチベット族の集落が見えた時には、心の中で「フォーーーー」と叫んでいました。
よくもまぁこんな人里離れた山奥に移り住んだものだ。
バスターミナルから九寨溝入場口までは一キロくらいで、近くにはチベット建築風の宿泊施設がずらり!
そして人人人人!車車車車!もう大渋滞でパニックです。
それにしてもこんな辺境の地にテーマパークのような宿場町があるとは驚きです。

九寨溝は標高3000m近くあり、空気も薄く気温も低いので体調を万全にして臨みます!
(入場料220元、バス90元)

有料エリア内は、道が巨大なY字になっており、見どころが二手にわかれています。最奥まで30キロもあり、エリア内には環境に配慮したグリーンバスが走っています。

原始森林




大熊猫海



五花海




珍珠灘瀑布



長海


五彩池




女神が天界から落とした鏡が108に砕け散って湖になったという伝説があるそうですが、それに頷けてしまうほどにあまりにも美しい。息をのむとはまさにこのこと。

美しさの秘密は、大量に含まれた石灰。
微生物が生息しないため、水が濁る原因がないのです。
さらに湖底に層を成した石灰が、このような幻想的な発色を促しています。
深いエメラルド色をたたえた湖の底には、何千年もの間姿を変えず横たわる倒木。中国四千年の神秘!


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プロフィール

HN:
shin
性別:
男性
職業:
空手家
趣味:
格闘技、旅
自己紹介:
「この道はどこへ続いているのだろう」
「あの丘の向こうにはどんな景色があるのだろう」
知らないものを知りたい。見たことのないものを見たい。いつの時も自分を動かしてきたのは、少年のようなの好奇心。
一人の空手家が、世界を歩いて武者修行!

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