オシュの町に着いた翌日、とりあえずその辺をブラブラしてみた。
レストランの店頭でおいしそうな肉まんっぽいものを発見し、ジロジロ見てると、店の奥から変なおっちゃんが現われて一緒に食事しないかと言ってくる。

人を疑うことを知らないピュアな俺はホイホイ付いていく。
地元のおっちゃんズに色々とご馳走になり、楽しいランチタイムを過ごした。
そしておっちゃんズの中の1人がとても親切な人で、自分の車で町を案内してやると言い出したのだ!
.....平日の昼間から暇してるこのおっちゃんは信用していいのか!?
結局、二人の奥さんと三人の子どもがいるというこのおっちゃんの世話になることにした。話してるうちにかなり打ち解け、もうなんか完全に友達みたいなノリになっている。
キルギスに二つある世界遺産のうちの一つ、スレイマン・トーの入場料も払ってくれるし、どんだけ気前がいいのか。
ちなみにもう一つの世界遺産は【シルクロード】なので、実質お目にかかれるのはなんてことないただの山、スレイマン・トーだけである。入場料も数十円というやる気のなさだ。
「どこに行きたい?この後の予定はなんかあるのか?」
おっちゃんの質問に対する俺の答えはいつもの通りだ。
「この国の格闘技を体験したい」
そして俺はこのおっちゃんに、キルギス相撲【クロシュ】のジムに連れて行ってもらうことになる。
レスリングにサンボ、柔道など
キルギスは組み技系格闘技がポピュラーらしい。
大自然とともに生きる民族は、たいてい力比べの相撲のような格闘技が盛んな印象だ。男は強くたくましくなくてはならない、そんな信仰があるのだろうか。
クロシュは日本ではキルギス相撲とも呼ばれており、腰に巻いたベルトを掴み合い、相手を投げるか地面に押しつけたら勝利である。
純粋な力と、相手のバランスを奪う技術を競い合う。
とにかく組み技に疎い俺は一方的に投げられまくった笑
手も足も出ないとはまさにこのこと。
何度も勢いよくマットに叩きつけられ、ボロボロである。
クロシュの先生は調子に乗り「打撃ありでやろう」みたいは事を言い出し、フラフラの俺に向かってローキックを打ちまくってきた。
柔らかいマットの上ではフットワークも満足に使えずほとんどいいところを見せれなかったが、最後思いっきり蹴りつけてやった。
いてーだろ!はっはー、楽しいなーおい!もっとやろう!
アドレナリンが出てきたところでストップがかけられた。
ご馳走をお預けされた気分だ。まぁ、なんとか一度投げ勝ったのでよしとしよう。初めてやったにしては食い下がったほうだろ。
それにしてもクロシュの先生、ガタイ良すぎである。
こうしてキルギスでの格闘技体験は終わった。
翌日、全身の疲労と痛みからまともに歩けなかったのは言うまでもない。
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