【シーラーズ】
古都シーラーズ。
ここは、ペルセポリスという紀元前の遺跡に行く拠点となる町です。
シーラーズといえばペルセポリス。ですが、この町には他にも見所がたくさん!
まずは町の中心にあるキャリームハーン城塞。

お次はマスジェデ・ナスィーロル・モスク。通称ピンクモスクです。ステンドグラスから差し込む光と、緻密なペルシャ絨毯が織りなす幻想的な光景!
たまたま中国の連休と重なり、この時期のイランには中国人観光客がとても多かったです。



続いてアリー・エブネハムゼ聖廟。
一面鏡張りで、まるで万華鏡の中に入ったみたい。....実はここには行ってないんですけどね(^.^;写真も拾いもの。
さらに規模が大きい鏡張りのモスクがあるんだけど、そちらは撮影禁止。

そしてペルセポリス。
アケメネス朝ペルシアの王宮でしたが、アレキサンドロス大王に滅ぼされました。一部しか残ってないため、特別凄いってわけではないですが、東南アジアから入り仏教遺跡ばっかり見てきた俺には見応えがありました。どんなに凄くても似たようなものばかり見ていたらお腹いっぱいになっちゃいますからね。テイストの違ったものはやはり新鮮で面白い。僅かな残骸しかありませんが、何千年も前に作られたものに触れられるのは、感慨深いものがあります。



【エスファハーン】
かつてシルクロードの拠点として栄え、"エスファハーンは世界の半分"とまで言われた都市。
「イランの真珠」と讃えられ、その美しさは今でも健在。しかし首都はテヘランに、商業機能はタブリーズに移っている。


橋の建築はなかなか見事。そして33のアーチを備えたスィーオセ橋を南に渡った先にはアルメニア人が多数暮らしており、イスラム国家のイランにおいて教会が建ち並ぶ珍しい地域でもあります。イラン在住アルメニア人のための聖堂ヴァーンク教会は一見の価値あり。
町並みはどことなくヨーロピアン。イランの中でも少し特殊な色が見られる場所です。


この地域のイラン人は倹約家として有名で、他の地域の住人からは、「エスファハーンは良い所だ。エスファハーン人さえいなければ」などと言われるらしい。
【ヤズド】
イランを訪れた旅人が口を揃えて勧めるのが、砂漠の町ヤズド。
ここが一番良かったというパッカーも少なくありません。


強い日差しと乾燥した大地。雨も降らなきゃ川もない。上にも横にも水がないなら掘るしかない。この土地に移ってきた人々が取った手段はひたすら地下を掘るというもの。
そんな当時の様子に触れられるウォーターミュージアムなるものがあり、町の人からは特に勧められます。まぁ俺は興味の欠片もないので「ああ、ここね」と前を通りかかっただけで終わりました。
ヤズド一番の見所は、かつてゾロアスター教徒が鳥葬に使った"沈黙の塔"。
ゾロアスター教では、火や土を神聖なものとしており、火葬や土葬を嫌ったそうです。そのために鳥に死体を処理させる鳥葬という手段を取ったのだとか。そんなことより単純に名前が格好いいですよね。沈黙の塔ですよ?



ちなみに、チベット仏教も鳥葬を行っており、こちらは「人を自然に返す」という意味があるそうです。チベットでは現在も鳥葬が行われており、見学も可能です。鳥が寄ってきやすいように?死体を切り刻むので、興味があるという方もそれなりに覚悟をして行ってください。
さて、ヤズドの町中にはそんなゾロアスター教の寺院アーテシュキャデがあります。
この寺院の中には、なんと1500年絶やしたことのないとされる聖なる炎があります。
....いやいや、嘘でしょ。絶対どっかで絶えてるやん。「やべ!消えちった」「ははは。俺も一回やらかした。」みたいな会話が歴史上幾度となく繰り返されたことでしょう。
しかしこの寺院、ガラスの向こうで炎が燃えてる以外なんもないです。「ふーん」で終わりました。


さてさて、魅力たっぷりのヤズドですが、俺がとにかくお勧めしたいのは沈黙の塔でもアーテシュキュデでも装飾の美しいモスクでも迷路のような旧市街でもましてやウォーターミュージアムでもなく、ただの安宿です。
ヤズドには「シルクロード」と「オリエント」という二つの有名な宿があります。
俺が泊まったのはオリエント。


ドミのくせに10$ですが、ここの朝食がまさに神からのギフト。このイランという国、外食の選択肢がケバブかサンドイッチしかありません。
(ケバブ)

そして物価が安いとは言えないイランにおいて、パッカーは大抵サンドイッチばっかり食う羽目になります。
シルクロードとオリエントでは、ビュフェ形式の朝食がなんと無料。
パンに、ハチミツとクリームチーズ。瑞々しい野菜のサラダ。マッシュポテトにカレー。さらにはなんだかよくわかんない料理も並び、コーヒー紅茶も飲み放題。デザートにはメロンやヨーグルト。これだけの料理を、朝7時頃から10時まで好きなだけ食べられます。

「あ、あああ、、、」(震え声)
「サンドイッチ以外のものが食べられる!!それも好きなだけ!!うひょーー」
この感動、残念ながらきっと伝わらないよね。
砂糖たっぷりの甘いヨーグルトが大好きな俺は、ここで多分1リットルくらい食いまくった。
あ、ちなみにヨーグルトは美味しいんだけどイラン人が好んで飲む乳製品っぽいドリンクが死ぬほど不味い。笑えないほど不味い。イラン人のお宅へ招かれると、このゲロマズMilkかノンアルコールビールのどちらかが振る舞われると思うので、嫌な顔せず洗礼を受けましょう。
俺のブログは旅人向けには書いていません。旅の助けになるような情報は少ないです。
誰かの足あとを追いかけるより、自分だけの旅を見つけてください。
でも一つだけ。イランはインフレ率2年連続30%超えとかヤバいことになってるんで、過去の物価は全く当てにならないと思ったほうがいいです。
さて、次に訪れたのはまるでファンタジーの世界を彷彿とさせる絶壁の村マスレ!
俺がイランで一番好きになった場所です。
それはまた次回のブログで!

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