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空手家の世界一周ブログ

そこにあるのは実物大の世界地図。さぁ、冒険に出かけよう!

   

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タイからラオスへ!恐怖の夜行列車

タイのバンコクから、ラオスの国境に接する町ノーンカーイへ向かう



夜行列車で11時間

旅費を節約するため、寝台車両ではなく、三等座席車両のチケットを取った

このことが悲劇の始まりになるとは、その時の俺はまだ知る由もなかった。


エアコン付、寝台車両が約460バーツ(1320円くらい)
扇風機のみ、座席車両が約230バーツ(690円くらい)

差額はたったの630円

日本円にして、あとたった630円出すだけで、快適な列車の旅になったのだ

なぜケチってしまったのか




いや、630円という金額は、実はタイではバカにならない。

タイでの630円とは、2日分の食費に相当する金額なのだ

日本では一食にも満たないお金が、ここでは大きな価値を持つ。

たとえ30円でも他より安い屋台へ
たとえ100円でも他より安い宿へ
数十円、数百円のために、町中を駆け回る。それが長く旅するバックパッカーの宿命である。とてつもなく貧乏性になるのだ。

そんな生活を続けていた俺は、600円が莫大な金額だと錯覚していた。今思えば、払えばよかった。600円くらい。



異変に気がついたのは、乗車から2時間余りが経過した頃だった。






(....お尻が痛い)



そう、座席が硬すぎてお尻が悲鳴を上げ出した。
なんなんだこの硬さは!
より効果的に疲労を蓄積させようと悪意を持って設計されたとしか思えない。


(くそっ!!自分の尻の耐久力を過信していた....)

(周りのやつらはなぜ平気な顔をしてられる!!?)

(11時間、これに座り続けるのか!?無理だろ!!そんなことをしたら、きっと俺の尻は夜明けを待たず爆発する!)








そんな事を考えていたその時だ




バタンっ!!!!


同じ車両の乗客がなぜか急にブッ倒れた



(尻が限界を超えた犠牲者がついに....!?!?)



いや、違う。身体を震わせて痙攣している。これは多分ヤバいやつだ。

車掌が飛んでくる。目の前で救命活動が始まった。乗客はザワザワしている。

眠気が一気に覚めた。何が起こってるんだ。



しばらくして、倒れた人は復活したみたいだった。

なんだったのかよくわからないが、とにかくよかった。



そんな事件がありつつも、列車の旅は続く

俺を苦しめていたお尻の問題も解決の兆しをみせていた。

寝袋を畳んで座布団代わりにしたのだ。

これで眠れる!

もう、夜も遅い。次第に睡魔が.....




ガヤ ガヤ ガヤ ガヤ!!!!
  ガヤ ガヤ ガヤ ガヤ!!!!


なにやら騒がしい...!!!

なんなんだ一体!?



眠りに就こうとしたその時、停車中の列車に、なんと物売りが大量に乗り込んできたのである!!


一気にやかましくなる車内。

うとうとしていた乗客が全員叩き起こされた瞬間だった。


狭い車内の通路を、何人もの物売りがデカい声で行き来する。

散々好き勝手やった彼らは、列車が発進しようとすると逃げるように降りていった。

そして何事もなかったかのように列車はまた進み出した。



車内でカップラーメンを売るおばちゃん







逃げ遅れたのか、呆然と車内に取り残された物売りもいたが、もうそんなの知ったこっちゃない。


よくやく平和が訪れた....

さあ、寝よう






と思った次の瞬間








バタンっ!!!!




また誰かがブッ倒れた




もうなんなんだっ!!!

この車両、毒ガスでも充満してんのか!?怖ぇよマジで!!



列車は停止したようだ


またも救助活動が始まる。



どうやらこの人も無事みたいだ。



ドサクサに紛れて列車を降りたのか、物売りの姿は消えていた。




なんて夜だ

もうタイでは二度と夜行列車に乗らないと誓った



そうしてようやく列車は国境の街に到着する。



時刻は朝の5時。

まだ薄暗い中、声をかけてきたタクシーを全て無視して徒歩で国境へと向かう。



ひとりぼっちで心細いが1、2キロの距離なら地図とコンパスを頼りに自力でなんとか歩いていける。



コンビニで朝食
トムヤムクン味のカップヌードル
辛酸っぱい味が意外と癖になります



メコン川の上にかかる「Friendship Bridge」を渡れば、いよいよラオスに入国だ!



色んな事があるけれど、だから旅は面白いのだ!!


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バンコクで暇を持て余している僕

人と会う約束をしてるため、カンボジアからバンコクへ戻ってきました。

しかし長い間滞在してるとさすがに飽きてくる。

ちょっと暇つぶしにブラブラ歩いてみました。


■ナイトマーケット

夜になると、色んな人がガラクタ(としか思えない)を持ち寄って開催されるようです。
一見フリーマーケットのような感じ。
道端に座りこんでわけのわからない物を売る人達。
周りには屋台も並んでいます。



↑壊れたサングラスを平気で並べる辺りがタイクオリティ


↑屋台を発見。英語が通じなかったが、他の人が買ってるのを見て、「あれと同じのちょうだい」とジェスチャーで伝えた。


↑オムレツっぽい何かがご飯の上に乗っている。これがメッチャうまい!!
(35バーツ)


↑じゃれ合う子犬


さて、土曜日にはラオスに向けて出発します。
ラオスでの一番の目的は"像使いの資格"を取ること!
履歴書に像使いって書いてあったら、歴戦の面接官も「こいつ...できる!!!」とビビリながら冷や汗を垂らす事は想像に難くありません。

そしてラオスのあとはベトナムから中国へ入る予定です。
最近色んな本屋を巡り、「地球の歩き方」の中国編を探しているのですが、これがなかなか見つからない(-.-;)


と思ったら宿泊しているゲストハウスの本棚に普通にあった。


重要な所を写メろうと開いたら、なんと抜き取られていました....。
うーん残念(;_:)



とにかく暇なんでブラブラしていたら、こんなものを見つけてしまった。



店の奥にいるおじさん、どう見てもアレです。
いったいどっから持ってきたのか....。




さて、Wi-Fi使える今の内にラオスのゲストハウスを調べようかな!!
ラオスはフランスの植民地だったため、パンが美味しいらしい。楽しみだ!

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カンボジアの伝統武術、ボッカタオに挑戦 -後編-



前回の続きです。

謎のナイジェリア人、ジョンに連れ
られてやってきたボッカタオのジムなのだが、なかなか歓迎ムード。

アットホームな印象を受ける。

マスター・キムサンに挨拶をした後は、すぐに練習に混ざる。



カンボジアの格闘技といえば、プラダルセレイが有名だ。

立ち技系格闘技で、パンチやキック、肘、膝、投げなどを駆使して戦う。

プロがあり、プラダルセレイの選手たちは家族を養うために戦っている。そしてもちろん賭けの対象だ。

うん、ムエタイにとても近い。むしろ違いがわからない。


キックボクシングという競技は、ムエタイをヒントに日本で生まれた。

立ち技系格闘技で最強といえば、まずムエタイの名前が上がるだろう。

グラップラー刃牙では散々な目に合っているが、その技術は洗練されていて美しさすら感じる。さらに、本当の意味で"生きる為"に戦う彼らの練習量は、並のものではない。



その人気の影に隠れたプラダルセレイ...おいたわしや。






さて、実際に体験してみた感想だが、ボッカタオは競技として完成されたムエタイやプラダルセレイとは全く違う路線を走っている。

↑技術指導するキムサン


型稽古や約束組手が存在し、どこか空手に近いと感じる。


↑型稽古

ただ、日本の武道に存在する理合いという概念が乏しく、身体能力に任せた半ば強引な技が多い印象を受けた。

↑相手の太ももを踏み台に駆け上がり、肘を見舞う。

これはスポーツとしての格闘技ではなく、まさしく武道だ。


試合間隔が短い本場タイのムエタイ選手は、怪我のリスクからスパーリングというものを殆どしないのは有名な話だが、ボッカタオでは対人組手を多く取り入れている。
ボッカタオの組手は、手で自らの体を打ち音を出しながら、まるで舞踊のように激しくリズムをとり戦う。




前蹴りは基本的にどの格闘技でも足の甲を地面と平行にして、指先を持ち上げ、指の付け根(空手では上足底と呼ぶ)で蹴るものだが、ボッカタオでは踵を押し付けるような前蹴りが存在する。

また、ボッカタオの戦士は蹴りの軌道を空中で内側に変え、回し蹴りから対角線上の膝関節への踏み蹴りをしてみせた。


セオリーから外れた、自分の中の常識にない技の数々。


ちょいちょい、人の関節そんな方向に曲がらないって!!....などと心の中で叫んでみたりもした。


ただ、蹴りの威力と精度でいったら、俺はその場の誰にも負けていなかったと自負している。

写真もパシャパシャ撮られた。

空手とボッカタオの技術交流が生まれた瞬間である!!



3時間に渡る稽古。楽しい時間はあっという間に過ぎる。

もう2、3日通いたかったが、次の予定の為にシェムリアップの町を去らなければならなかった。

マスター・キムサンに別れを告げ、帰路につく。



ボッカタオのジムから帰るとき、なにやらジョンが手頃な石を自転車のカゴへ入れだした。

理由を聞くと

「この辺りは野良犬がめちゃくちゃ多いからね!いざとなったらコイツで...こうするのさ!」

と、石で殴りつける真似をした。




....最後までこいつはぶっ飛んでいた。




その夜、ジョンと一緒にディナー。

ジョンはなぜか異常に顔が広く、道端でいろんな人とハイタッチを交わしていた。

そして、ディナーのメンバーに中国人とドイツ人が加わる。



この俺の隣のドイツ人がやたら格闘技に詳しい!!
普通カリ(フィリピンの格闘技)とかシラット(インドネシアの格闘技)とかシステマ(ロシアの格闘技)とか知ってるか?
俺と同じレベルで格闘技の話ができる外国人にこんな形で出会うとは。

ほんで、向かいに座っている中国人にこれから中国も行くつもりだと伝えると、なにやら色々教えてくれた...のだが、何を言ってるかよくわかんなかった。

短いけれど楽しかったなぁカンボジア!

料理は辛くないタイ料理って感じでとても美味しかったし、あと美男美女が多い!

格闘技ばっかの記事で何の参考にもならないと思うけど、とっても良い所でした☆

ぜひ、旅行の候補に!


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カンボジアの伝統武術、ボッカタオに挑戦!



その日、俺は最高に運がよかった

いや、運だけではない

俺の格闘技に対する情熱がこの出会いを呼び込んだのだ

この旅の中で、俺はとにかく出会った人全てと言っていいほどに「この辺りで格闘技の練習をしているところはないか」と聞きまくった。

タクシーの運転手、屋台のおばちゃん、ゲストハウスのフロント、その辺でたまたま会話を交わした人....



そして彼に出会った。

ナイジェリアからやってきた謎の男、ジョンである。

かつて空手を習っていたという彼は、俺がブラックベルトだと告白すると、なんだか凄いテンションになった。

そして彼はなんと、このシェムリアップでカンボジアの武術「ボッカタオ」を学んでいると言う。

幸運だった。ジョンは、ボッカタオのマスターに俺のことを紹介してくれると約束してくれた。次の日、彼と待ち合わせをして道場に向かう。



"ボッカタオ"

この名前を知っている人は少ないだろう。

知っていたら相当の格闘技マニアか変態である。

クメール王国の軍隊が使っていたとされる武術で、アンコールワットの壁画にも描かれているが知名度は低い。

ポル・ポトの弾圧により使い手の多くは処刑され、衰退の一途をたどっていたのだ。

一度は失われかけたこの伝統武術を、現代に蘇らせた人物こそが、これから向かう道場のマスター・キムサン先生だ。


それにしてもジョンはなかなかの男である。
自転車に乗って出発したのだが、彼はバイクと並走するようにへっちゃらで車道を走る。
そして車が車線変更をするようなノリで、後ろから走ってくる車の前をウロチョロしながら、前から走ってくる車に正面から向かって行くように、道路を横断するのだ。

「ひぃぃぃ!!!!おいおい頭おかしいだろあんた死にてぇのか!」

残念ながら俺の心の声が彼に届くことはない。



暴走する彼の後ろにひっついて、なんとか目的地に到着する。
未知の格闘技に触れ合える幸福。この時、俺の脳からは変な汁がドバドバ出ていた。

挨拶を済ませ、練習に混ざる。

ジョンは、「こっちだ」「彼がマスターだ。こっちは日本からやってきたシン。」「これ、写真に撮りなよ」「(勝手に道具を持ち出して)さぁ、準備運動にまずはこれ」などと、周りの屈強なボッカタオの戦士達をよそに、自由に振舞っていた。

190cmはあろうかという長身と、黒い肌を持つジョンは、道場内でも異質なオーラを放っていた。


空手家の挑戦、第二章が今始まる!

つづく



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天空の城ラピュタのモデル!?ベンメリア

今日観光するのは、シェムリアップから東へ約40キロの場所にある遺跡ベンメリア

アンコールワットは、シェムリアップ行きのバスで知り合った日本人女性と一緒に周ったのでトゥクトゥクもシェアできました。

しかし、今日の俺は一人!

ベンメリアは遠いので移動費も高くつきます泣

しかし、この遺跡が素晴らしいと色んな所で聞いていたので、どうしても行きたかった!

金をケチるポイントはここじゃない!
意を決していざゆかん!

さてさて、なんと今日の足はモーターサイ!
原付です笑
綺麗に舗装された道を1時間かけて走ります。



これ、なんだかわかります??



なんとガソリン!!
郊外だとガソリンスタンドがないので、ビンなどに入れて売られています!これには驚いた!そして服の柄なんだそれ!

さてさて、やってきましたベンメリア!!
地雷の撤去が終わり、入れるようになったのもわりと近年のようです。


あの「天空の城ラピュタ」のモデルになったという噂の遺跡!
うーん、楽しみだ!!

子どもたちがお出迎え




おお...道がない....

瓦礫を踏み越えて進みます






凄い....
廃墟と化した遺跡が森に飲み込まれています。









うーん、確かにラピュタっぽい!
カンボジアに来たなら、アンコールワットだけでなく、こちらにも足を運んでみてください。
朽ち果てた遺跡と、生い茂る密林がなんともいえない神秘的な景観を作り出しています。

注意点を二つ

サンダルでは行かないこと!(体験者は語る)
ガイドを雇うこと!

ガイドがいないと完全に迷います
屋根を渡り、瓦礫をよじ登り、道なき道を突き進む!
ガイド代は10ドルが相場なのかな?
シェムリアップからガイド付きのツアーで来れたらよかったんでしょうけど、原付に乗ってやってきたので(笑)現地でガイドを雇いました。

いやー
冒険好きにはたまらない!!
来てよかったです!


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プロフィール

HN:
shin
性別:
男性
職業:
空手家
趣味:
格闘技、旅
自己紹介:
「この道はどこへ続いているのだろう」
「あの丘の向こうにはどんな景色があるのだろう」
知らないものを知りたい。見たことのないものを見たい。いつの時も自分を動かしてきたのは、少年のようなの好奇心。
一人の空手家が、世界を歩いて武者修行!

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